国際コンクールにも挑戦したり、技術の限界突破に取り組むと同時に、聴いてくれる人に寄り添った演奏を追求していく。また、それを叶えられるような、新しいコンサート形式を確立したいという野望も掲げている。演奏家として生きていく上で、この答えのない問いを追い求め、自分なりの気持ちを伝えられることが人生をかけての挑戦である。
瑠菜さんは、こんなこと言ったら笑われるかもしれないけど、と言っていたが、本当に素晴らしい目標だしそれをいうだけの努力と実力に裏付けられている。更に、抽象的なゴールを目指すことに対して、思っていることを素直に熱く語れる彼女に対し、憧れと、想像もつかない可能性を感じる。
瑠菜さんの熱意のこもった話に身を任せ、話に夢中だったが、気づけばもう0時を過ぎている。学問領域、世界は違えど、これだけ頑張ってる人が身近にいる。刺激をもらった今からすぐにでもラボに走って研究をしたいところだが、今日のところは抑えて寝ることにしよう。目が覚めたら、またお互いの道を全力で駆け抜けることになる。今日はとても素晴らしい会話の機会をありがとう。筆者は瑠菜さんの活躍と成長をこれからも応援し続けることを心に誓って部屋の電気を消した。おやすみなさい。